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令和6年第2回定例会9月議会
令和6年9月18日 (本会議(議案質疑及び一般質問))
質疑・一般質問 黒田 智子(市民の会)
1 不登校支援について
⑴ 当事者のこども・保護者へのニーズ調査をしないか。
(要旨)文教厚生常任委員会で、不登校支援の先進自治体(つくば市・世田谷区)を視察した。必要な施策を考えるに当たり、両自治体共にニーズ把握から始めている。本市でも、まずはニーズ把握から始めてはどうか。
⑵ 全小中学校への校内フリースペース設置を急がないか。
(要旨)居場所サポーターが配置された校内フリースペースが設置され、家庭と教室との間にワンステップができたことに、「ありがたい」という声が届いている。まだ設置されていない学校のこどもたちにも等しく利用の機会が与えられるよう、全小中学校に居場所サポーターのいる校内フリースペースの設置を急いではどうか。
⑶ 校内フリースペースの運用に関するガイドラインをつくらないか。
(要旨)本年度始まった校内サポートルームの運用は、各学校に任されている。学校現場の働き方改革や人手不足が叫ばれる中、各学校に任せるのではなく、ガイドラインを作成し、入室時の書類案を示すなど、学校が取り組みやすくしてはどうか。また、当事者のこどもたちや不登校支援に関わる方の意見も取り入れてはどうか。
⑷ ICTの活用を進められないか。
(要旨)校内サポートルームや第三の居場所にも行けないひきこもり状態の児童生徒に支援を届けるには、児童生徒にとって安心できる場所からつながることができるオンラインの活用は重要である。
オンラインでの面談・授業・学習支援はもちろんのこと、メタバースを活用したオンライン教育支援センターをつくるなど、支援の多チャンネル化を進めてはどうか。また、学校をサポートする体制のさらなる充実も必要ではないか。
2 学習障害を含む発達障害の早期発見と支援について
⑴ 児童生徒の困り感を見逃さない仕組みをつくらないか。
(要旨)発達の凸凹や人との関わりを含む環境とのミスマッチから、生きづらさや困り感を生む発達障害は、見た目では分かりづらく、症状も困り感も人それぞれである。「自分勝手」「困った子」「怠けている」などと誤解されることも多い。学習のつまずきの背景にある学習障害などの発達障害を見逃さないよう、担任などの教員の知識や経験に関わらず、見逃さない早期発見の仕組みをつくってはどうか。
⑵ 個々に応じた配慮や支援が届けられる仕組みをつくらないか。
(要旨)合理的配慮が提供されず、担任とのやり取りに苦労している保護者の方からの相談が後を絶たない。担任など教員の知識やスキルの差で、情報や支援内容の違いがあり、それによって受けられる教育や支援に差ができてはならないと考える。たとえ担任などの教員に知識や経験が少なくても、個々に応じた配慮や支援が届けられる仕組みをつくってはどうか。こうした仕組みをつくることは、こどもたちが安心して過ごせる学校づくりにつながると考える。
3 地域共生社会実現に向けて
⑴ ボランティアマッチングサイト「ボラ×マチAKASHI」を全市的な取組にしないか。
(要旨)神戸市で本年度始まったボランティアマッチングサイト「ぼらくる」のように全市的な取組にし、貢献したい人とボランティアを募集したい団体がつながる仕組みにしてはどうか。
⑵ リアルなマッチングの機会をつくらないか。
(要旨)ボランティアしたい人とボランティアを募集したい団体が直接出会い、つながる機会をつくってはどうか。
⑶ 地域づくりの核となる人や団体が「共に学ぶ」機会をつくらないか。
(要旨)コミュニティ創造協会・社会福祉協議会・地域総合支援センター・こども財団・まちづくり協議会・自治会・学校・施設・NPO等地域の支援者や核となる人や団体が、協働・地域福祉・ファシリテーション等を共に学び、話し合う場をつくってはどうか。