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令和6年第1回定例会6月議会
令和6年6月17日 (本会議(議案質疑及び一般質問))
質疑・一般質問 黒田 智子(市民の会)
1 孤独・孤立を生まない多胎育児支援について
(1) サービス利用料減額や声かけによるサービス利用の後押しをしないか。
(要旨)多胎世帯に対し、育児負担と虐待リスクの軽減に向け、子育て応援ヘルパー派遣やファミリーサポート制度の利用料を減額しないか。また、効果的な声かけを職員間で共有し、様々なサービス利用を後押ししてはどうか。
(2) もうすぐパパママ講座での多胎育児支援について
(要旨)多胎世帯が、多胎出産・多胎育児特有の心構えを学べるようにしないか。支援グループと連携し、家族の協力体制づくりや、気軽に相談し合える仲間づくりの機会としてはどうか。
(3) 出かけやすい環境整備について
(要旨)ユニバーサルデザインのまちづくりに、2人乗りベビーカーでも移動しやすくするなど、多胎育児の視点も加えられないか。ハード面が整っていない場所では、ソフト面でカバーできる取組ができないか。特に、市役所や関係機関、病院では、長時間滞在となることがあり、トイレや授乳時に困ると聞いている。
(4) 分かりやすい情報提供の在り方について
(要旨)ホームページに多胎児支援のページをつくり、その情報を手渡しする等、必要な情報が簡単・確実に届けられる仕組みづくりをしないか。また、産後ケア事業の利用のハードルを下げるため、サービス内容の見える化や受入先の施設に関する情報の見える化をしてはどうか。
(5) ファミリーサポート制度を利用しやすい仕組みにしないか。
(要旨)より広く利用できる方を増やすために、依頼会員登録までの手続きをオンライン化し、役所に出向かなくても利用できるようにしないか。提供会員登録も、できる限り手続きや受講をオンライン化し、受講回数も減らせないか。
2 放課後児童クラブのより良い環境づくりについて
(1) 支援員の負担軽減に向けた取組について
(要旨)こどもたちに寄り添った支援ができるよう、事務負担を軽減できないか。利用申込み等各児童クラブが担っている事務作業を見直し、オンライン化など効率化を進めてはどうか。
(2) 地域交流からお互いさまの関係づくりを。
(要旨)地域のこどもを地域で育てる土壌づくりに、地域交流を進めてはどうか。社会福祉協議会、高齢者施設や障害者施設、中高生や市民活動グループ、民間企業などと連携・協力・交流を進め、「お互いさま」の関係づくりができないか。
(3) 春休みのみの入所は進められないか。
(要旨)年度替わりの繁忙期に短期利用(特に短期の新規利用)が重なるのは、安全確保の面でもさらなる受入体制の整備が必要と聞く。支援員の負担軽減を図った上で、夏休み・冬休みの利用歴のあるこどもたちから段階的に利用を進めてはどうか。
(4) 合理的配慮の取組をどう進めるのか。
(要旨)発達支援センターと連携し、児童クラブごとに、こどもたちの特性に応じた環境整備を図れないか。特に発達障害のこどもたちなどが心を落ち着かせるクールダウンスペースの確保は急務だと考える。また、障害特性による困りごとの相談があった際、全ての支援員が適切な対応ができるよう、分かりやすいマニュアルや研修なども必要ではないか。