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令和2年第2回定例会9月議会
令和2年9月15日 (本会議(議案質疑及び一般質問))
質疑・一般質問 出雲 晶三
1 明石川の治水とJR明石川橋梁工事について
(1) JR明石川橋梁工事に係るこれまでの取組と今後の予定について
(要旨)当該工事は予算規模が約41億円と規模の大きな事業と聞いている。また、国の補助金の決定においても予算上有利な措置が講じられているとも聞いている。県が行う事業ではあるが、そうしたことを含め、事業化までの取組と、令和7年度の完成に向けて確実に工事を実施していく上での工程を聞く。
(2) 改築工事後の治水効果について
(要旨)近年、多くの地域で浸水被害が発生している。このJR橋梁工事完成により浸水リスクを軽減し、明石川流域を水害から守ることができるのか、事業効果を聞く。
(3) 工事中の環境への配慮や交通安全対策について
(要旨)大規模かつ長期間にわたる工事となるため、騒音や振動など生活環境への影響が懸念される。また、資機材の搬入経路上には通学路もあることから、地域住民の通行の安全確保についても心配である。このことから、環境に配慮した工法等の工夫、地域住民への工程の周知や連絡調整、及び周辺道路における安全対策について聞く。
2 令和元年度の明石市決算と今後の財政運営について
(1) 一般会計の単年度収支と実質単年度収支が赤字であることについて
(要旨)本市の令和元年度一般会計決算における単年度収支が約2億5千万円の赤字であり、4年連続の赤字である。また、実質単年度収支も約5億4千万円の赤字である。財政基金等3基金の残高も5億円減少して110億円になっている。どのような組織であっても収支不足、赤字は不可である。地方自治体の財政においてもしかりで、年度ごとの収支均衡を基本に財政運営されるべきである。このたびの決算における赤字の要因と評価を聞く。
(2) 財政指標の悪化について
(要旨)地方自治体を運営する上において重要とされる4指標、財政力指数、経常収支比率、公債費負担比率、基金残高比率が悪化している。経常収支比率については4年連続の悪化である。待機児童対策費等の扶助費の増大が一つの要因と言われているが、これら財政指標の悪化についての要因と評価について聞く。
(3) これからの健全財政構築と財政健全化推進計画の進捗状況について
(要旨)今後、こども医療費無料化、保育所運営に係る幼保給付費等の扶助費の増加が見込まれる。さらに、本庁舎の建て替え、ごみ焼却施設の整備、老朽化した都市基盤の再整備など、投資的経費の増加や、先が見えない新型コロナウイルス禍での医療費や市民生活への支援の増加等、財政負担がかなり大きくなると推測される。本市は将来の財政運営の見通しをどのように考えているのか。財政は持続可能でなければならないが、これからの財政運営をどのような心構えで行うつもりなのかを聞く。また、財政健全化推進計画の進捗状況も聞く。
3 県立がんセンターの建替整備について
(1) 県立がんセンターの建替整備事業における北側緑地について
(要旨)県立がんセンターの建替整備事業により、9月14日以降、市民は緑地に入れなくなるのか。広報あかしに掲載された小さな記事と、緑地の入り口に掲示されている看板だけで、緑地を利用している市民等の理解が得られるのか、考えを聞く。
(2) 県立がんセンターの建替整備に係る意見・提案等について
(要旨)県立がんセンターは、県内トップのがん医療病院で、高度先進医療を県下の先頭に立って推進している医療機関であり、最先端の高度ながん医療を提供している病院である。県は、現病院が老朽化し狭隘化していることから、建替整備をしようとしている。地元自治体である本市は、県に対して、市民・県民のためになるような意見・提案等を行ってきたのか。また、これから行うつもりはあるのかを聞く。
(3) 現病院の跡地について
(要旨)県の予定では、令和7年に新病院が開院した後、令和9年には旧病院が解体され、現病院跡地に約3万2千uの更地ができるようである。もし可能ならば、建替整備が議論されている明石市民病院、約3万uの建替整備用地として、借地もしくは市有地と交換することができればと考えるが、見解を聞く。