日程:
議案第1号から同第11号、同第13号から同第44号まで一括上程
質疑及び一般質問
録画内容:
令和4年第1回定例会3月議会
令和4年3月3日 (本会議(議案質疑及び一般質問))
質疑・一般質問 丸谷 聡子(かけはしSDGs)
1 持続可能な明石の農業の推進について
(1) コロナ禍による米価下落に対する緊急経済対策について
(要旨)加古川市では、2022年度の主食用米の作付面積から10アールを引いた面積を対象に、10アール当たり5千円を助成する予算が提案されているが、本市も同様の支援が必要ではないか。市の認識を問う。
(2) 生産緑地制度の導入について
(要旨)2017年の法改正により生産緑地の最低面積が、市の条例により300u以上まで引き下げることができるようになった。また、2018年施行の都市農地の貸借の円滑化に関する法律によって、生産緑地の貸付けができるようになった。
農業者の担い手不足という課題解決のためにも、本市も生産緑地制度を早急に導入すべきであると考えるが、市の見解を問う。
(3) 農業被害が心配されるナガエツルノゲイトウの対策について
(要旨)地球上で最悪の侵略的植物と呼ばれている特定外来生物の水草「ナガエツルノゲイトウ」による農業被害や生態系への悪影響が懸念されている。本市も駆除や防除のための独自財源の確保、河川で発見された時の対応、近隣自治体との連携、専門家による指導など、より効果的な取組の推進が必要ではないか。市の見解を問う。
(4) 新幹線車両基地として提案のあったエリアの農業振興について
(要旨)JR西日本から提案があったエリアは、近郊農業が行われている優良な農業振興地域である。SDGs未来都市あかしとして、新幹線車両基地は必要ないことを表明し、明石の農業は市が守る姿勢を示し、早急に農業用水のパイプライン設置などを行うべきではないか。市の見解を問う。
(5) 明石の都市農業のこれからについて
(要旨)来年度の新規事業として、農業経営及び新規就農者への支援を行うとあるが、この程度の予算で課題解決につながるのか。東京都練馬区のような、市民生活と融合した農業政策や有機農業の推進など、農の持つ多面的な恵みに力点を置き、都市の農業を守り育てる先進的な取組が必要ではないか。市の見解を問う。
2 あかしSDGs前期戦略計画の5つの柱の一つである脱炭素社会の実現と豊かな自然との共生について
(1) 令和4年度の組織改正について
(要旨)「環境創造課」が新設されるとのことだが、何をする課なのか。職員体制、専門職やアドバイザーの配置はあるのかなど、市の見解を問う。
(2) 脱炭素社会の実現について
(要旨)令和4年度当初予算案で示した取組だけでは、気候非常事態宣言で表明した2050年までに「二酸化炭素の排出実質ゼロ」は実現できないのではないか。SDGsの考え方の基本であるバックキャスティングでどのようなスキームを描いているのか、市の見解を問う。
(3) 気候非常事態宣言をした本市の象徴的な取組について
(要旨)気候非常事態宣言をした本市の象徴的な取組として、現在検討中の市役所新庁舎を、自然エネルギーを活用した「日本一発電する庁舎」にしてはどうか、市の見解を問う。
(4) 豊かな自然との共生について
(要旨)豊かな自然と共生するために、どのような施策展開をしていくのか。生物多様性戦略に基づく自然環境の保全や再生、自然体験教育の拠点づくり、環境教育のさらなる推進など、具体的な取組が必要と考えるが、市の見解を問う。
3 明石市の高齢者学習の在り方について
(1) あかねが丘学園の学習形態の変更について
(要旨)令和4年度から変更するのはなぜか。市の見解を問う。
(2) 高齢者学習の在り方について
(要旨)高齢者学習の拠点としてのあかねが丘学園は、地域社会活動の指導者養成という目的があったが、今後は、地域活動の指導者的な高齢者が育たないのではないかとの懸念の声がある。また、各中学校区コミセンで開設されている高齢者大学の学習形態も変わり、地域内でのつながりが希薄になったとの声もある。今後どのように進めていこうとしているのか、高齢者学習の在り方について市の見解を問う。
4 県立明石公園のかけがえのない自然を未来につないでいくために
(1) 県と市の連携について
(要旨)昨年12月議会において、「明石公園の過剰な樹木伐採については、年明けに県知事に協議を申し入れ、連携していきたい」との答弁があったが、現状について市の見解を問う。
(2) 今後の取組について
(要旨)市として、今後どのような取組ができるのか。例えば、植物、昆虫、野鳥、環境教育、石垣などの専門家や、行政、市民とともに明石公園の自然を活かした未来を考える協議会を設置してはどうか、見解を問う。